ナチス映画論 : ヒトラー・キッチュ・現代
著者
書誌事項
ナチス映画論 : ヒトラー・キッチュ・現代
森話社, 2019.12
- タイトル別名
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Nazis movie Hitler kitsch gendai
ナチス映画論 : ヒトラーキッチュ現代
- タイトル読み
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ナチス エイガロン : ヒトラー・キッチュ・ゲンダイ
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注記
巻末: ナチス映画50(解説執筆: 渋谷哲也, 夏目深雪, 杉原賢彦)
文献あり
収録内容
- 現代の映像環境とナチス映画 : ゾンダーコマンドとヒトラーはどこを歩くのか / 夏目深雪 [執筆]
- ホロコースト表象の転換点 : 『サウルの息子』の触感的 (ハプティック) 経験をめぐって / 田中純 [執筆]
- フェイク/リアルは相反するのか : 『帰ってきたヒトラー』 / 森達也 [執筆]
- キッチュで殺せ : ナチス・映画・小市民 / 生井英考 [執筆]
- ハイル、タノ!我が生徒たちとのファシズム体験 / 田野大輔 [執筆]
- ナチス時代のドイツ人 / 田野大輔 [執筆]
- 戦後ドイツにおけるヒトラーの表象 : 悪魔からコメディアンへ / 高橋秀寿 [執筆]
- ナチスVSニュージャーマンシネマ / 渋谷哲也 [執筆]
- 壁の向こうの反ナチ映画 : ドイツ民主共和国(東ドイツ)が描いたナチ時代 / 渋谷哲也 [執筆]
- 石鹸と沈黙 : イスラエル映画に見る生還者の表象 / 四方田犬彦 [執筆]
- ジャン=ピエール・メルヴィルの映画とナチス : 「待つこと」をめぐって / 野崎歓 [執筆]
- アイヒマンの同郷人 : ピナ・バウシュとナチズムの影 / 鴻英良 [執筆]
- クリストフ・シュリンゲンジーフとヒトラー : 欲望と注視の再分配 / 古後奈緒子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
近年、ナチスドイツ/ヒトラーを題材にした映画が多数製作・公開されている。なぜナチスは観客の興味を惹くのか?プロパガンダにはじまり、戦争責任の追及、悪のイコン、表象不可能性の問題を経て、ナチス表象はいま新たな段階を迎えている。本書では、戦前から現代までのナチス映画をとりあげ、映像論、映画史、ドイツ史、キッチュ論など多角的な視点から、それらが人々を「魅了」し「熱狂」させる謎、周辺国や演劇などの他ジャンルにおよぶ余波、現在にいたるファシズムの問題を検証する。世界各国で右傾化、排外主義の波が起こりつつある現在、私たちはナチスの表象から何を学べばよいのだろうか。巻末には主要なナチス映画50作品のガイドを掲載。
目次
- 1 ETHICS‐REPRESENTATION(現代の映像環境とナチス映画—ゾンダーコマンドとヒトラーはどこを歩くのか;ホロコースト表象の転換点—『サウルの息子』の触感的経験をめぐって;キッチュで殺せ—ナチス・映画・小市民)
- 2 HITLER‐GERMAN STUDIES(ナチス時代のドイツ人;戦後ドイツにおけるヒトラーの表象—悪魔からコメディアンへ;ナチスVSニュージャーマンシネマ)
- 3 AFTERMATH‐OTHER COUNTRIES‐THEATER(石鹸と沈黙—イスラエル映画に見る生還者の表象;アイヒマンの同郷人—ピナ・バウシュとナチズムの影)
「BOOKデータベース」 より