運命の絵
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運命の絵
(文春文庫, [な-58-8])
文藝春秋, 2020.1
- タイトル読み
-
ウンメイ ノ エ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
単行本は「中野京子と読み解く 運命の絵」(2017年3月文藝春秋刊), 文庫化にあたり改題
内容説明・目次
内容説明
命懸けの闘い、とめられぬ恋、英雄達の葛藤、そして、流転の始まり…。ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による“運命”の絵。それは、世紀の瞬間を捉えた名画であり、描いた者の人生を一変させた作品である。絵画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る、絵画エッセイ名手の新シリーズ文庫化!
目次
- ローマ帝国の栄光と邪悪—ジェローム『差し下ろされた親指』
- 擬人化された「運命」—ベッリーニ『好機』/デューラー『ネメシス』
- 一度見たら忘れない—ムンク『叫び』
- 夜明けの皇帝—ダヴィッド『書斎のナポレオン一世』
- 謎々を解いた先に—モロー『オイディプスとスフィンクス』/シュトゥック『スフィンクスの接吻』
- アレクサンダー大王、かく戦えり—アルトドルファー『アレクサンドロスの戦い』
- 風景画の誕生—ホッベマ『ミッデルハルニスの並木道』
- 事故か、宿命か—ブローネル『自画像』『魅惑』
- クリノリンの女王—ヴィンターハルター『皇后ウジェニー』
- ドイツ帝国誕生への道—メンツェル『ヴィルヘルム一世の戦線への出発』
- 愛する時と死せる時—アングル『パオロとフランチェスカ』/シェーフェル『パオロとフランチェスカ』
- ロココ式 没落過程—ホガース『当世風結婚』1〜4
- 年表 ナポレオン 晩年の出来事
- 故国で行き倒れになるよりは—ブラウン『イギリスの見納め』
- コラム オペラ『運命の力』
- 少年は森に消えた—ウォーターハウス『ヒュラスとニンフ』
- 聖痕の瞬間—マックス『アンナ・カタリナ・エンメリヒ』/ジョット『聖フランチェスコ』
- ヴェスヴィオ火山、大噴火—ブリューロフ『ポンペイ最後の日』/ショパン『ポンペイ最後の日』
- 感じるだけではわからない—ルノワール『シャルパンティエ夫人と子どもたち』
「BOOKデータベース」 より