室町・戦国期の土倉と酒屋

書誌事項

室町・戦国期の土倉と酒屋

酒匂由紀子著

吉川弘文館, 2020.2

タイトル別名

中世後期京都の社会構造

室町戦国期の土倉と酒屋

タイトル読み

ムロマチ・センゴクキ ノ ドソウ ト サカヤ

電子リソースにアクセスする 全1

大学図書館所蔵 件 / 84

この図書・雑誌をさがす

注記

2015年3月に立命館大学大学院文学研究科に提出した博士論文「中世後期京都の社会構造」をもとに旧稿・新稿をまとめたもの

内容説明・目次

内容説明

従来、京都上層の民衆集団である「町衆」の代表的存在で、都市経済を支える金融業者と位置づけられてきた土倉・酒屋。この定説を検証し、『蜷川家文書』『八瀬童子会文書』などの史料から土倉・酒屋とみなされてきた者たちの本来の身分を見出し、権力とのつながりを解き明かす。応仁・文明の乱前後の実態分析から、京都の社会構造を再検討する。

目次

  • 中世後期の社会構造と土倉・酒屋
  • 第1部 京都の「土倉」の実態(戦国期京都の「土倉」と大森一族—天文一五年の分一徳政令史料の再検討;応仁・文明の乱以前の土倉の存在形態;中世の「土倉」に関する解釈の淵源;室町時代の東寺執行方公人—稲荷祭礼東寺中門御供の担い手の変化)
  • 第2部 京都の「酒屋」と室町幕府(神宮御倉と室町幕府;禁裏御倉と室町幕府;応仁・文明の乱後の酒屋・土倉と「武家被官」;戦国期の蔵人所御蔵と洛中の住居;中世の節供—祇園社を中心に;真継家と配下の鋳物師—鋳物師田中家と「仁左衛門」の登場をめぐって)
  • 中世後期の京都研究の問題と展望

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ