漢語の謎 : 日本語と中国語のあいだ

書誌事項

漢語の謎 : 日本語と中国語のあいだ

荒川清秀著

(ちくま新書, 1478)

筑摩書房, 2020.2

タイトル読み

カンゴ ノ ナゾ : ニホンゴ ト チュウゴクゴ ノ アイダ

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注記

参考文献: p265-270

内容説明・目次

内容説明

漢字による熟語である「漢語」。その中には、中国でできたものと、日本でできたものがあり、実は来歴が謎に包まれたものが多くある。銀行の「行」、電池の「池」、盆地の「盆」…それらの字はそもそもどんな意味だったのか?「文明」「文化」が日本から中国に渡った漢語というのは本当か?中国では「手紙」がトイレットペーパーを意味する?ひとつのことばの背景には、それをつくった人がおり、海を越えて運んだ人がおり、使う人がいる。本書は、さまざまな漢語の来し方を、情熱をもって探求し、普段使っている言葉の本来の意味、そしてそこに秘められたドラマに迫る一冊である。

目次

  • 序章 漢語の日中往来
  • 第1章 「電池」になぜ「池」がつくのか?—身近な用語の謎
  • 第2章 「文明」「文化」は日本からの逆輸入?—日本から渡った漢語
  • 第3章 「半島」「回帰線」はどうできたか?—日本での漢語のつくられ方
  • 第4章 なぜ「熱帯」は「暑帯」ではないのか?—中国での漢語のつくられ方
  • 第5章 「空気」は日中双方でつくられた?—成り立ちに謎がある漢語
  • 終章 日本語と中国語のあいだで

「BOOKデータベース」 より

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