試される正義の秤 : 南アジアの開発と司法
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書誌事項
試される正義の秤 : 南アジアの開発と司法
(南山大学学術叢書)
名古屋大学出版会, 2020.2
- タイトル別名
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Moving the scales of justice : development and the judiciary in South Asia
- タイトル読み
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タメサレル セイギ ノ ハカリ : ミナミアジア ノ カイハツ ト シホウ
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注記
参考文献: p253-267
内容説明・目次
内容説明
公益の実現か、権力の乱用か。文字も読めない社会的弱者の権利を守り、裁判所みずから正義を届けるべくはじまった公益訴訟。インド経済の急速な発展のもと、司法の恣意的利用をもひきおこしたその両義的性格を鋭くとらえ、南アジア法の最大の特徴にせまるとともに、政治の司法化をめぐる世界的潮流をも指し示す。
目次
- 岐路に立つ公益訴訟という試み
- 第1部 インド(開発政策と司法積極主義の変遷;公益訴訟の展開—その光と陰;公益訴訟とはなにか—伝統的訴訟モデルとの相違;公益訴訟を可能にする諸要因—制度変容のダイナミズム;公益訴訟と上位裁判所裁判官の任命方法—政権と司法の綱引き)
- 第2部 他の南アジア諸国(パキスタンにおける公益訴訟の展開—軍政と民政の反復と司法;バングラデシュにおける公益訴訟の展開—政争に巻き込まれる司法;スリランカとネパールにおける公益訴訟の展開)
- 公益訴訟の両義性と政治の司法化—南アジアの開発と司法
「BOOKデータベース」 より