南極地球物理学ノート : 南極から探る地球の変動現象

書誌事項

南極地球物理学ノート : 南極から探る地球の変動現象

渋谷和雄, 福田洋一著

京都大学学術出版会, 2020.3

タイトル読み

ナンキョク チキュウ ブツリガク ノート : ナンキョク カラ サグル チキュウ ノ ヘンドウ ゲンショウ

大学図書館所蔵 件 / 81

注記

参照文献: p291-301

索引: p306-317

内容説明・目次

内容説明

大気、水、地殻は常に互いに影響を及ぼしあう。地球の回転軸は、質量としての大気や水の分布変化の影響を受け、絶えずふらつく。中でも南極の変動、すなわち大陸氷の流出や局地的な多量の積雪は、地球全体としての質量バランスを崩し、地球の揺らぎは大きくなる。一方、こうした変動現象を精密に測定するには、多くの測地観測点での連携した作業が必要になるが、南半球は陸地面積が少なく観測点が不足する。そこで重要になるのが、南極大陸である。地球全体の変動にとってもその測定においても極めて重要な場所、南極を“測る”初めての包括的参考書、オールカラー。

目次

  • 第1部 衛星観測から探る南極の氷床変動(棚氷と氷山;合成開口レーダーによる氷床観測;SAR干渉法による氷床接地線の同定 ほか)
  • 第2部 潮位観測から探る南極の海洋変動(昭和基地での潮汐観測の歴史;海上保安庁水路部による2000年代半ばまでの解析結果;潮位データの再解析と長周期海水位変動 ほか)
  • 第3部 重力観測から探る南極の地殻変動(地球形状と重力;ばね式移動観測用相対重力計;超伝導重力計(Superconducting Gravimeter:SG) ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ