徳川日本の刑法と秩序

書誌事項

徳川日本の刑法と秩序

代田清嗣著

名古屋大学出版会, 2020.2

タイトル読み

トクガワ ニホン ノ ケイホウ ト チツジョ

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注記

課程博士論文 「徳川幕府刑法における刑事責任の本質 : 判例法理の分析による」 (名古屋大学, 2017年提出) を基にし, 大幅な加筆・修正を加えたもの

主要参考文献: 巻末p5-10

内容説明・目次

内容説明

江戸の裁きにおいて、罰せられるべき者はいかにして決まったのか。具体的な判例から江戸期固有の法理を探り出し、西洋法を規範とする刑法理解を塗り替えるとともに、幕政を基礎づけた統治原則をも浮き彫りにする。今日におよぶ日本人の法観念への新たな理解を開く力作。

目次

  • 徳川幕府刑法の形成
  • 第1部 犯罪行為とその責任(身分責任としての不念—過失と不作為を包含するもの;怪我とはなにか—望まぬ結果についての責任)
  • 第2部 集団と個人の責任—共犯の諸問題(首と従としての頭取と同類;頭取のいない共犯関係—「共同正犯的処分方式」の再検討;下手人は誰か—人殺の特殊性と共犯)
  • 第3部 問われる被害者(人殺と被害者の身分責任;盗・巧事と被害者のあるべき姿;密通と男女のあるべき姿)
  • 近世から近代へ—固有法理とそのゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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