「常識」によって新たな世界は切り拓けるか : コモン・センスの哲学と思想史
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「常識」によって新たな世界は切り拓けるか : コモン・センスの哲学と思想史
晃洋書房, 2020.2
- タイトル別名
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常識によって新たな世界は切り拓けるか : コモンセンスの哲学と思想史
- タイトル読み
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ジョウシキ ニ ヨッテ アラタ ナ セカイ ワ キリヒラケルカ : コモン センス ノ テツガク ト シソウシ
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注記
参考文献: 章末
あとがきに「日本学術振興会科学研究費助成事業 (学術研究助成基金助成金) 基盤研究(C) 平成二八~令和元年度 『一八世紀から二〇世紀にかけての英語圏を中心とした常識概念の思想史的、哲学的検討』(課題番号16K02218 研究者代表 青木裕子) の研究成果の最終報告」とあり
内容説明・目次
内容説明
従来の哲学史研究において十分に解明されてこなかった近現代の常識論の系譜を哲学、思想史の両面から明らかにする。
目次
- 「常識」をめぐる多様な解釈とアプローチ
- 第1部 スコットランド常識学派とイギリス経験論における常識/コモン・センス(アダム・ファーガスンにおけるコモン・センス的リアリズムの検討;知識と常識という方法—アイルランドにおける一系譜;コンヴェンション・言語・常識—ヒュームの道徳哲学における常識の生成;一八世紀スコットランドから二〇世紀ケンブリッジへ—リード、ムーア、ウィトゲンシュタインにおける常識)
- 第2部 啓蒙思想と常識(「共通理解」の再構成としての歴史—啓蒙期ブリテンにおける歴史叙述の展開;常識と啓蒙のアンビバレンス—カント常識論の振れ幅について;コモン・センス、社会改良、政治権力—ベンジャミン・フランクリンの場合)
- 第3部 常識のダークサイド—抑圧する力としての常識(常識と行為者性—テイラーとハイデガーによる常識の理論;常識の「身体」をあぶり出す—ウィトゲンシュタイン『確実性について』を手がかりに)
「BOOKデータベース」 より