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日中戦後外交秘史 : 1954年の奇跡

加藤徹, 林振江著

(新潮新書, 855)

新潮社, 2020.3

タイトル読み

ニッチュウ センゴ ガイコウ ヒシ : 1954ネン ノ キセキ

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内容説明・目次

内容説明

一九五四年十月三十日の夜。一人の中国人女性が羽田空港に降り立った。当時の日本にとって、数万人の残留邦人の引き揚げは急務。一方、建国したばかりの中国は、西側諸国との関係を築くための突破口を探していた。まだ日中に国交がない時代、綱渡りの外交の主人公を務めたのが女傑、李徳全だった。その滞在中の言動は行く先々で熱狂と波紋を呼び、両国間に奇跡が—戦後史の中に埋もれていた秘話を丹念に掘り起こす。

目次

  • 第1章 日本人の引き揚げと赤十字(六六二万人の引き揚げ;不安定だった新中国 ほか)
  • 第2章 冷戦下の日中のかけひき(サンフランシスコ講和条約;トロント会議でもつれないまま ほか)
  • 第3章 手渡された「戦犯名簿」(「日本の土さえ踏めば、すなわち勝利」;羽田に到着した先発隊 ほか)
  • 第4章 一四日間の滞在が残したもの(北京からの援護射撃;吉田茂の外遊 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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