近現代東アジアの地域秩序と日本
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近現代東アジアの地域秩序と日本
大阪大学出版会, 2020.3
- タイトル読み
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キンゲンダイ ヒガシアジア ノ チイキ チツジョ ト ニホン
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内容説明・目次
内容説明
複雑に絡み合う外交、国際協調の終焉、たび重なる戦争、安全保障・経済問題や価値観の対立—日米中の研究者が、緊張と対立が増す現代の問題にいかに対峙すべきか、歴史的見地から描き出す。
目次
- 1 帝国化する日本とアジア地域秩序構想—明治から大正へ(明治初期外交官による東アジア政策構想—駐露公使榎本武揚の「北守南進」論;対外硬派のアジア認識—鈴木天眼の思想と行動;犬養毅の対外論—日清戦後を中心に)
- 2 国際主義とアジア地域主義の相克—大正から昭和戦前期へ(第一次世界大戦期の対華国際借款団をめぐる日英関係;満洲事変とワシントン体制—二つの国際協調の終焉;大阪財界と戦時・大東亜共栄圏への道—栗本勇之助と政治経済研究会;満州国親属継承法と林鳳麟;日本統治下の台湾における日中戦争観—総督府の戦争記念活動を中心とした考察)
- 3 冷戦とアジア地域構想—昭和戦後期から現代へ(戦間期「新外交」論者と戦後冷戦秩序—芦田均の積極的再軍備論;F.D.ローズヴェルトの戦後アジア構想—中国大国化の条件;日韓国交正常化交渉(一九五一〜一九六〇)と日本外務省の対北朝鮮外交方針—在北朝鮮日本財産処理方針の分析を通じて;現代中国政治における「毛沢東思想」の再定義と日中関係—月刊誌『中国研究』に見る同時代の語り)
「BOOKデータベース」 より