時空を翔ける中将姫 : 説話の近世的変容
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時空を翔ける中将姫 : 説話の近世的変容
(ブックレット「書物をひらく」, 22)
平凡社, 2020.3
- タイトル読み
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ジクウ オ カケル チュウジョウヒメ : セツワ ノ キンセイテキ ヘンヨウ
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注記
主要参考文献: p118-120
内容説明・目次
内容説明
当麻曼荼羅の制作を発願した中将姫の物語は、室町時代以降、今日知られる継子譚の要素をそなえ、とりわけ近世には広く流布してゆく。絵解きされる掛幅絵や絵伝の制作に、いくつもの地に伝承される中将姫の「霊場」に、説話の実現態の種々相に、死後の安楽を願う人々の多様な心意を読み解く。
目次
- 1 蓮がいざなう浄土—中将姫説話の世界(蓮糸の曼荼羅;中将姫説話とは ほか)
- 2 つながる人々—説話画を読み解く(来迎図に込められた家族のドラマ;北出嘉兵衛のこと ほか)
- 3 中将姫を慕う人々—説話から伝承へ(国境のひばり山;五條市の仲山家 ほか)
- 4 尼寺へ集う人々—説話から広がる信仰(宇陀の青蓮寺と中将姫;絵巻・絵伝のメッセージ ほか)
「BOOKデータベース」 より