国策落語はこうして作られ消えた
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国策落語はこうして作られ消えた
本の泉社, 2020.2
- タイトル読み
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コクサク ラクゴ ワ コウシテ ツクラレ キエタ
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注記
参考文献: p254-255
内容説明・目次
内容説明
“エー、戦争ばなしを一席”街に軍歌があふれ出て笑うに笑えぬ高座がつづく—そんな時代を来させぬように。
目次
- 第1部 国策落語の成立過程と時代的背景(戦争開始とともに始まった落語界への接近;松井眞二少佐とはどういう人物か;日中戦争・太平洋戦争と国策落語の本格化;戦前の情報機関と国策落語;皮肉な国策落語量産の土壌)
- 第2部 戦争に協力した落語の「あらすじ」(「出征」などを名誉とした軍人賛美の落語;「隣組」「防空演習」など国民の戦時体制の落語;戦費確保のために「貯蓄・債券購入・献金」を奨励する落語;国民に耐乏生活を強いる国策に順応した落語;食糧増産を奨励する落語;金属類回収にかかわる国策落語)
- 第3部 こうして国策落語は消えた(終戦とともにその役割も消滅した;消えた国策落語が現代に伝えるメッセージ;七代目正蔵の国策落語「出征祝」をめぐって—金語楼の国策落語を改作したもの)
- 資料編
「BOOKデータベース」 より