書誌事項

日本古代の思想と天皇

水谷千秋著

(日本史研究叢刊, 35)

和泉書院, 2020.3

タイトル別名

日本古代の思想と天皇

タイトル読み

ニホン コダイ ノ シソウ ト テンノウ

大学図書館所蔵 件 / 79

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

朝廷を二分した壬申の乱を、その後の天皇や豪族たちはどのように捉えたか。これを承けて成立した八世紀の天智天皇観、天武天皇観とはどのようなものであったか。神話と神祇信仰に基づく皇孫思想と、外来の儒教思想(天命思想、徳治思想、中華思想など)、仏教思想が、互いに影響を与えながら古代国家のイデオロギーとして形成されていった過程を解明する。『古事記』『日本書紀』の分析を通じて古代思想史の核心に迫る。

目次

  • 第1部 日本古代における天命思想(古代天皇と天命思想—七世紀を中心として;『日本書紀』における「天命」について—「ことよさし」との関連から)
  • 第2部 『日本書紀』の伝承と外来思想(綺戸辺の伝承と三尾氏—神話伝承と祥瑞思想;天之日矛と渡来神の伝承—朝鮮系神話の受容について;『日本書紀』における考と忠—「顕宗紀」と「孝徳紀」の所伝について)
  • 第3部 五、六世紀の大王系譜の諸問題(『宋書』倭国伝の珍と済の続柄について;「上宮記一云」の成立と継体天皇)
  • 第4部 『日本書紀』と七世紀の天皇(吉野盟約と天智系皇族;『日本書紀』の天智天皇観;天智朝の後宮と壬申の乱)
  • 第5部 八世紀の思想と天皇(不改常典と『日本書紀』の思想;皇孫思想と天命思想の形成について—七、八世紀の思想と天皇;古代天皇と仏教の思想—イデオロギーとしての仏教について)
  • 日本古代の思想と天皇

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB30136126
  • ISBN
    • 9784757609471
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    大阪
  • ページ数/冊数
    xi, 364p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ