日本古代の思想と天皇
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書誌事項
日本古代の思想と天皇
(日本史研究叢刊, 35)
和泉書院, 2020.3
- タイトル別名
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日本古代の思想と天皇
- タイトル読み
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ニホン コダイ ノ シソウ ト テンノウ
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内容説明・目次
内容説明
朝廷を二分した壬申の乱を、その後の天皇や豪族たちはどのように捉えたか。これを承けて成立した八世紀の天智天皇観、天武天皇観とはどのようなものであったか。神話と神祇信仰に基づく皇孫思想と、外来の儒教思想(天命思想、徳治思想、中華思想など)、仏教思想が、互いに影響を与えながら古代国家のイデオロギーとして形成されていった過程を解明する。『古事記』『日本書紀』の分析を通じて古代思想史の核心に迫る。
目次
- 第1部 日本古代における天命思想(古代天皇と天命思想—七世紀を中心として;『日本書紀』における「天命」について—「ことよさし」との関連から)
- 第2部 『日本書紀』の伝承と外来思想(綺戸辺の伝承と三尾氏—神話伝承と祥瑞思想;天之日矛と渡来神の伝承—朝鮮系神話の受容について;『日本書紀』における考と忠—「顕宗紀」と「孝徳紀」の所伝について)
- 第3部 五、六世紀の大王系譜の諸問題(『宋書』倭国伝の珍と済の続柄について;「上宮記一云」の成立と継体天皇)
- 第4部 『日本書紀』と七世紀の天皇(吉野盟約と天智系皇族;『日本書紀』の天智天皇観;天智朝の後宮と壬申の乱)
- 第5部 八世紀の思想と天皇(不改常典と『日本書紀』の思想;皇孫思想と天命思想の形成について—七、八世紀の思想と天皇;古代天皇と仏教の思想—イデオロギーとしての仏教について)
- 日本古代の思想と天皇
「BOOKデータベース」 より