和漢のコードと自然表象 : 十六、七世紀の日本を中心に
著者
書誌事項
和漢のコードと自然表象 : 十六、七世紀の日本を中心に
(アジア遊学, 246)
勉誠出版, 2020.3
- タイトル別名
-
和漢のコードと自然表象 : 十六七世紀の日本を中心に
- タイトル読み
-
ワカン ノ コード ト シゼン ヒョウショウ : 16、7セイキ ノ ニホン オ チュウシン ニ
大学図書館所蔵 全72件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
自然なるものはどのように理解され、あらわされ、再生産されてきたのか—前近代の日本において、和漢の文化体系は、各時代ごとの変容・刷新を経つつも、思考・感性の基盤として通奏低音のごとく響き続けた。特に漢文化は先例としての規範性から大きな影響を有し、和文化のなかで融合・内在化・再解釈されていった。それは、人びとが、自らを取りまく環境、自然をどのように感じ、捉え、表象したのか、ということにも強く作用した。列島における社会構造的・環境的転換期である十六〜七世紀に着目し、文学、美術、芸能、歴史学等、分野横断的な視角から、自然と人との関係を問い直す。
目次
- 1 「内在化」のかたち(室内時代における「漢」の「自然表象」;二十四孝図と四季表象—大舜図の「耕春」を中心に;日光東照宮の人物彫刻と中国故事;江戸狩野派における雪舟山水画様式の伝播—狩野探幽「雪舟山水図巻」について;四天王寺絵堂《聖徳太子絵伝》の画中に潜む曲水宴図;モノと知識の集散—十六世紀から十七世紀へ)
- 2 コード化された自然(「九相詩絵巻」の自然表象—死体をめぐる漢詩と和歌;『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説—亀比売としての紫の上;歌枕の再編と回帰—「都」が描かれるとき;十七世紀の語り物にみえる自然表象—道行とその絵画を手がかり;寛政期の京都近郊臥遊)
- 3 人ならざるものと交感(人ならざるものとの交感;金春弾竹と自然表象;「人臭い」話資料稿—異界は厳しい;お伽草子擬人物における異類と人間との関係性—相互不干渉の不文律をめぐって;室町物語と玄宗皇帝絵—『付喪神絵巻』を起点として;エコクリティシズムと日本古典文学研究のあいだ—石牟礼道子の“かたり”から)
「BOOKデータベース」 より