独裁者が変えた世界史
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書誌事項
独裁者が変えた世界史
原書房, 2020.4
- 上
- 下
- タイトル別名
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Le siècle des dictateurs
- タイトル読み
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ドクサイシャ ガ カエタ セカイシ
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注記
原タイトル: Le siècle des dictateurs
上巻のその他の訳者: 清水珠代, 松尾真奈美, 濱田英作
下巻のその他の訳者: 田辺希久子, 村上尚子, 松尾真奈美, 濱田英作
参考文献: 各章末
年表と解説: 下巻: p279-326
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784562057498
内容説明
本書は、20世紀の独裁を理解するうえで有益な人物を選んで彼らの肖像を描く初めての試みである。有名な独裁者に知名度が低いもしくは忘れさられた独裁者をまじえ、二〇数名を描いた内容の濃い肖像であり、徹底的な調査に裏づけられた語りのおもしろさを特徴とする。筆をふるったのは、今日のジャーナリストおよび歴史研究者のうちからオリヴィエ・ゲズが選りすぐったライターである。こうして編者となったゲズ自身は、格調高い序文を執筆した。
目次
- レーニン—全体主義の予言者
- ムッソリーニ—赤から黒に
- スターリン—「現代のレーニン」—スターリンはどのようにしてスターリンとなったのか
- アドルフ・ヒトラー—ドイツのデーモン
- フランコ—不沈の独裁者
- フィリップ・ペタン—独裁者とは命令する者である
- 東條英機—独裁者?それともスケープゴート?
- ティトー—あるいは大いなるこけおどし
- 三代の金—金日成、金正日、金正恩の国
- 毛沢東—狂気の暴君
- エンヴェル・ホッジャ—最後のスターリン主義者
- アルフレド・ストロエスネル—自給自足体制の家父長
- 巻冊次
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下 ISBN 9784562057504
内容説明
絶対主義の絶対的な形態である20世紀の独裁は、無慈悲で残忍な指揮者たちが奏でるオーケストラであった。彼らはいずれも、独自の刻印が真っ赤な焼き鏝で押された政治体制のなかで第一人者を演じた。彼らのプロフィールと性格には違いがある—正反対のことも多い—が、恐怖の日常化を手段とする権力への渇望、周囲の人間に向ける猜疑心を全員が共有し、人間の命だけでなく、あらゆる形の自由になんらの価値も認めない点でも同類であった。
目次
- デュヴァリエ—ハイチは最悪の一族の誘惑に勝てるのか
- フィデル・カストロ—権力への執着
- ジョゼフ=デジレ・モブツ—ザイールのプレデター
- ムアンマル・アル=カダフィ—ベドウィンの難破
- エーリヒ・ホーネッカー—ドイツ民主共和国の偉大なる舵とり
- アウグスト・ピノチェト—リベラルな暴君
- ポル・ポト—流血のカンボジア
- ホメイニー—神に仕えて
- サッダーム・フセイン—バグダードのごろつき
- アサド—父から子へ
「BOOKデータベース」 より