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好古趣味の歴史 : 江戸東京からたどる

法政大学江戸東京研究センター, 小林ふみ子, 中丸宣明編

文学通信, 2020.6

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コウコ シュミ ノ レキシ : エド トウキョウ カラ タドル

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江戸を知る文献22点: p258-268

内容説明・目次

内容説明

人はなぜ過去の記憶を調べ、探し、記録するのか。アイデンティティの確認として、作品世界の羅針盤として、新たな創作の起源として—さまざまな地名から、巷の物売り、名物、芸能・芝居、年中行事まで、往時の事物をめぐるスリリングな知的探究から、ひと昔前の慕わしい江戸の土地と暮らしのすがたが浮かび上がる。江戸、そして東京から好古の営みの歴史を繙く。

目次

  • 1 知識を集め地理をひもとく(江戸の歴史のたどり方—考証の先達、瀬名貞雄・大久保忠寄と大田南畝;「長禄江戸図」と馬琴の地理考証—「神宮」をめぐる混乱;〓外歴史文学の“江戸”像—時間・空間の語り方に注目して)
  • 2 風俗や慣習の由来を探る(新興都市江戸の事物起源辞典—菊岡沾凉『本朝世事談綺』;七兵衛という飴売り—柳亭種彦の考証随筆『還魂紙料』;失われた端午の節句「印地打」—日本人と朝鮮人のまなざしから考証する)
  • 3 盛時の歌舞伎と遊里の面影を求めて(古画を模す—京伝の草双紙と元禄歌舞伎;古画の収集と考証—京伝読本の発想源)
  • 4 響き続ける江戸(受け継がれた江戸—高畠藍泉の考証随筆;「趣味」(Taste)とは何か—近代の「好古」;江戸漢詩の名所詠と永井荷風;“江戸”をつくりあげた石川淳)

「BOOKデータベース」 より

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