芸術経済論 : 与えられる歓びと、その市場価値
著者
書誌事項
芸術経済論 : 与えられる歓びと、その市場価値
水曜社, 2020.6
新訳版
- タイトル別名
-
The political economy of art
A joy for ever and its price in the market
芸術経済論 : 与えられる歓びとその市場価値
- タイトル読み
-
ゲイジュツ ケイザイロン : アタエラレル ヨロコビ ト ソノ シジョウ カチ
大学図書館所蔵 件 / 全66件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
『ラスキン政治経済論集』宇井丑之助訳(史泉房, 1981刊)を底本とし、大幅に新規改稿したもの
内容説明・目次
内容説明
本書は二つの記念碑的講演を収めている。一八五七年七月十日と十三日、ラスキンはマンチェスターで二つの講演を行った。彼はのちに自分の生涯を貫く主要な真理はここで最初に示され、その後の芸術の政治的影響について書いたことはこれら最初の講義の拡大にすぎないと語っている。ラスキンは美術・工芸の例を示して、働く場は競争ではなく協力の場となるべきであり、働く人々は自分に最もふさわしい仕事に就くよう配慮されるべきであり、父権主義の政策下、国家は模範的な雇用主であるべきと定義した。この見解は独創的で異端であり世上の評価は氷の矢となって放たれたが、ビクトリア朝中期の希望的な精神とよく一致し、ウィリアム・モリスをはじめ多くの賛同者と後継者を生んで、今日の再評価の気運につながる。
目次
- 第1講 芸術の発見と適用(発見;適用)
- 第2講 芸術の蓄積と分配(蓄積;分配)
- 補遺(父権;公的扶助を受ける権利;能力訓練学校;社会の嗜好;新需要の創出;文学の経済論;国家の水先案内人;絹と紫)
「BOOKデータベース」 より