車椅子の横に立つ人 : 障害から見つめる「生きにくさ」

書誌事項

車椅子の横に立つ人 : 障害から見つめる「生きにくさ」

荒井裕樹著

青土社, 2020.8

タイトル別名

車椅子の横に立つ人 : 障害から見つめる生きにくさ

タイトル読み

クルマイス ノ ヨコ ニ タツ ヒト : ショウガイ カラ ミツメル「イキニクサ」

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収録内容

  • 車椅子の横に立つ人
  • 生と死の「情念的語り」
  • 「わかりやすさ」への苛立ち
  • 生命と尊厳のために怒れるか
  • 「殺意」の底を見据えること
  • 憲法の断層
  • 「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか?
  • 「一階六号室」の修羅場
  • 情念の残り火
  • 名もなき言葉の断片たち
  • アートへの〈希待〉
  • 「自己表現障害者」たち
  • 生き延びるための「障害」
  • 「存在しないもの」にされた人の言葉

内容説明・目次

内容説明

なぜ車椅子の横に立つ人を、介助者と決めつけてしまうのか。既存の言葉からはみ出た日々をすくい取らない想像力は、生きにくさを生む。言葉が見つからないこと、言葉がまだないことこそ掘り起こさなくては、その正体はつかめない。消毒された詩原稿、病室で思いを受け止めたスケッチブック、路上にくりだした障害者—。自らの生きにくさを形にした人びとをめぐって、社会を問い返す。

目次

  • 1 言葉にできない生きにくさの前で(車椅子の横に立つ人;生と死の「情念的語り」;「わかりやすさ」への苛立ち)
  • 2 自覚なき悪意に息をうばわれる前に(生命と尊厳のために怒れるか;「殺意」の底を見据えること;憲法の断層—実存に響く言葉を求めて)
  • 3 都合のいい言葉を押し付けられる前に(「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか?—日本文学の中の障害者たち;「一階六号室」の修羅場—『さようならCP』が映したもの)
  • 4 生きのびるための表現(情念の残り火—「心病む人」のアートを「観る/観せる」こと;名もなき言葉の断片たち—「“こと”としての文学」を読むために;アートへの“希待”—「丘の上病院」という試み;「自己表現障害者」たち;生き延びるための「障害」—「できないこと」を許さない社会;「存在しないもの」にされた人の言葉)

「BOOKデータベース」 より

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