靖国神社論
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靖国神社論
青土社, 2020.8
- タイトル読み
-
ヤスクニ ジンジャロン
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注記
参考文献: p621-635
内容説明・目次
内容説明
神道でありながら、死者を祀るという鎮魂のありかたを誕生させた「靖国神社」。これまでにない祭祀のかたちはどこからきて、そして、どのように錬磨されていったのか。楠正成、水戸学、吉田松陰、奇兵隊、明治維新…。その起源をめぐる旅は、まさに近現代日本の動乱と、そこに生きた人びとの足跡をたどるものとなった。文献資料のとことんまで精査、圧倒的な現地調査から導き出される、あたらしい近現代日本精神史。
目次
- 靖国神社解明の課題と部分史の方法
- 第1部 「七生報国」の誕生—甦る楠正成と別格官幣社第一号湊川神社(「忠臣」楠正成とその復活;吉田松陰と真木和泉による「忠臣」楠正成の反復;明治政府の楠正成独占)
- 第2部 招魂場の誕生—原点としての長州藩諸隊招魂場「神霊」碑(靖国神社の原点;奇兵隊招魂場の誕生;奇兵隊招魂場の戦死者祭祀)
- 第3部 靖国神社の誕生—戦死者の独占と招魂場の回収(諸隊招魂場の明治維新;霊山官祭招魂社と東京招魂社)
- 文化装置と政治装置としての靖国神社
「BOOKデータベース」 より