昔話の構造 : 図式語彙で文脈を読み解く

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昔話の構造 : 図式語彙で文脈を読み解く

野林正路著

(研究叢書, 524)

和泉書院, 2020.8

タイトル読み

ムカシバナシ ノ コウゾウ : ズシキ ゴイ デ ブンミャク オ ヨミトク

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注記

主な参考文献: p276-292

内容説明・目次

内容説明

1982年以来、著者が提唱し続けた「構成意味論Constructive Semantics」研究の集大成。長年のフィールドワークで発見した「図式語彙」を手掛かりに、佐渡に伝わる昔話「鶴女房」の解釈学を展開。作品の解釈学的基底を拓き示し、話者たちの有声/無声の語りを浮かび上がらせていく。社会が混迷を極め、既存パラダイムが必ずしも通用しなくなった昨今、語彙学に基づく「人間活動」全般の“基底的事実学”構築の可能性を示唆する本著の試みは、注目に値する。

目次

  • 第1章 作品のテクスト解釈の方法と手順(解釈に見る配意;昔話「鶴女房」;解釈における述語への注目と項の据え立て ほか)
  • 第2章 テクスト分析—狭文脈に存在の類・種連関を読む(作り手や語り手たちの意識の構え—図式語彙の網状組織;活動空間から見た登場人物の類・種連関—狭文脈の構成;活動空間から見た作中事物の存在連関 ほか)
  • 第3章 テクスト分析—広文脈に無声の思想を読む(文脈とは何か?;文脈の記述;広文脈の構成と発声なき主張 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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