Bibliographic Information

忘却についての一般論

ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ著 ; 木下眞穂訳

(ExLibris)

白水社, 2020.9

Other Title

Teoria geral do esquecimento

忘却についての一般論

Title Transcription

ボウキャク ニツイテノ イッパンロン

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Note

ポルトガル生まれのルドは姉の結婚に伴い、アンゴラの首都のマンションの最上階に移り住む。1975年、アンゴラが独立を宣言。動乱に恐慌をきたしたルドは部屋の入口をセメントで固め、27年の間、自給自足の生活を送り…。

Description and Table of Contents

Description

ポルトガル生まれのルドヴィカ(ルド)は空や広い場所を恐れている。両親を相次いで亡くし、唯一の家族である姉オデッテの結婚とともに、ダイヤモンド会社に勤める鉱山技師である義兄オルランドがアンゴラの首都ルアンダに所有する豪奢なマンションの最上階に移り住む。長年にわたりポルトガルの支配下にあったアンゴラでは、本国で起きた革命の余波を受けて解放闘争が激化し、1975年ついに独立を宣言。動乱のさなか、次々に出国する同国人の送別会のひとつに出かけた姉夫妻が消息不明となる。恐慌をきたし、外部からの襲撃を恐れたルドは、マンション内の部屋の入口をセメントで固めて、犬とともに自ら孤立し、自給自足の生活が始まる。その後、アンゴラは27年間にわたる泥沼の内戦状態に陥る。その間、屋上テラスのある最上階の部屋で、誰からも忘れられて一人で暮らすルドは、飢えと隣り合わせの日々のなか、自己と対話し、ありとあらゆる紙に、紙が尽きると今度は壁に、言葉を綴りつづける。一方、外の世界では、独立の動乱を乗り越えたさまざまな人間が、運命に手繰り寄せられるようにしてルドのもとへと引き寄せられていく。2013年度フェルナンド・ナモーラ文芸賞。2017年度国際ダブリン文学賞受賞作。

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Details

  • NCID
    BC02153248
  • ISBN
    • 9784560090633
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    por
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    276p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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