自筆講義録
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書誌事項
自筆講義録
(ヘーゲル全集 / [ヘーゲル著], 第15巻)
知泉書館, 2020.9
- 1 (1816-31)
- タイトル別名
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Vorlesungsmanuskripte I (1816-1831)
- タイトル読み
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ジヒツ コウギロク
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注記
参照文献: p[v]-vi
内容説明・目次
内容説明
批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ、日本語版独自の編集により訳出、解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し、従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。『宗教哲学(講義)』として読まれてきたテクストは、ヘーゲルの死後、全四回に渡る「宗教哲学」講義を弟子たちの手によって恣意的に編集、一冊の書物となったものであり、講義の実像を伝えるものではなかった。本巻には、神の知的理解を目指し、四年度に渡ってベルリン大学で行われた「宗教哲学」講義(1821、24、27、31年)のうち、唯一現存する1821年の自筆原稿を収録する。自筆原稿は単語の羅列など断片的で、読解の難しい箇所が多く、それらには言葉を補い、文脈を取れるように配慮し、自筆原稿へのヘーゲルの欄外書き込みも注で示す。さらに1821年原稿の「梗概」、他年度講義との変更に関する「解説」なども充実している。これまでの「体系家ヘーゲル」という像から変貌し続ける「未完の哲学者」という新たなヘーゲル像を知るうえで格好の一書である。本邦初訳。
目次
- 宗教哲学講義(1821年)自筆原稿
- 第1部 宗教の概念
- 第2部 規定された宗教(有限な宗教)
- 第3部 完成された宗教あるいは啓示宗教
- 補遺 宗教哲学に関する紙片
- 解説(「宗教哲学講義(1821年)自筆原稿」梗概;「宗教哲学」資料の再構成;テキストの成立経緯;テキストの伝承資料;散逸資料報告)
「BOOKデータベース」 より