書誌事項

疫病vs神

島田裕巳著

(中公新書ラクレ, 700)

中央公論新社, 2020.9

タイトル読み

エキビョウ vs カミ

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内容説明・目次

内容説明

日本人はくり返し流行する疫病を神として祀ることで、その災厄から逃れようとしてきた。都の発展は病の流行を生み、疫病退散のために祇園祀りが行われた。また、ある種の疫病は、怨霊として人々から恐れられてきた—。そこには、一神教の世界と異なり、多神教の日本だからこそ、疫神を祀るという行為がある。長い歴史の中で、日本人はどのように病と闘ってきたのだろうか。

目次

  • 第1章 医学はどれだけ流行病に無力だったのか
  • 第2章 疫病神としての天照大神
  • 第3章 疫病は仏教伝来のせいなのか
  • 第4章 天然痘の大流行が東大寺の大仏を生んだ
  • 第5章 祇園祭の起源は疫病退散
  • 第6章 菅原道真を怨霊とした咳病はインフルエンザ
  • 第7章 疫病がくり返される末法の世が鎌倉新仏教を生んだ
  • 第8章 なぜキリスト教の宣教師は日本に疫病をもたらさなかったのか
  • 第9章 虎狼狸という妖怪の正体はコレラ

「BOOKデータベース」 より

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