〈トルコ国民〉とは何か : 民主化の矛盾とナショナル・アイデンティティー

書誌事項

〈トルコ国民〉とは何か : 民主化の矛盾とナショナル・アイデンティティー

鈴木慶孝著

慶應義塾大学出版会, 2020.9

タイトル別名

トルコ国民とは何か : 民主化の矛盾とナショナルアイデンティティー

タイトル読み

〈トルコ コクミン〉トワ ナニ カ : ミンシュカ ノ ムジュン ト ナショナル・アイデンティティー

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注記

世俗主義/政教分離を国是としたトルコは、80年代以降、イスラームが公定イデオロギー化され、宗教的・民族的マイノリティー問題により分裂が生じている。多様性を包摂した「国民」統合の困難を描き出す。

引用・参考文献一覧: p283-321

内容説明・目次

内容説明

モザイク国家の苦悩と現実。世俗主義/政教分離を国是としたトルコ。80年代以降、イスラームが公定イデオロギー化され、宗教的・民族的マイノリティー問題により分裂が生じている。多様性を包摂した「国民」統合の困難を描き出す、意欲作。

目次

  • 序 「多様性」の受容に苦悶するトルコ共和国
  • 第1章 「トルコ国民」の創造とその矛盾—多民族国家のネイション概念
  • 第2章 「トルコ・イスラーム総合」への道—国民概念の矛盾の拡大
  • 第3章 民族‐宗教的連帯の確立—宗務庁が目指す国民統合
  • 第4章 宗教的亀裂—アレヴィーの排除
  • 第5章 民族的亀裂—クルド人の排除
  • 第6章 政治的イスラームの亀裂—ギュレン運動からみる多様性包摂の課題
  • 第7章 エルドアン政権下のトルコ国民統合政策とその限界
  • 終章 「トルコ民族」から「トルコ国民」の国家へ—ナショナル・アイデンティティーの再構築をめぐる課題

「BOOKデータベース」 より

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