書誌事項

ドイツ市民社会の史的展開

石田勇治 [ほか] 編

(現代ドイツへの視座 : 歴史学的アプローチ = Neue Forschungen zur deutschen Zeitgeschichte, 3)

勉誠出版, 2020.9

タイトル別名

Historische Entwicklung der Bürgergesellschaft in Deutschland

タイトル読み

ドイツ シミン シャカイ ノ シテキ テンカイ

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注記

その他の編者: 川喜田敦子, 平松英人, 辻英史

内容説明・目次

内容説明

現代のローカル/グローバルな問題を解決する民主主義のあり方を探る。現代ドイツでは、21世紀のあるべき理想の社会を「市民社会」の概念を用いて語る傾向が強まっている。本書ではその「市民社会」に着目して、これが含意する意味内容の歴史的な変遷を追いながら、ドイツの国家と市民、国家と社会の関係がどのようなものであったかを検討する。そして、社会主義体制下のドイツで「市民社会」再生への動きがどのように生じたかを見た後、「市民社会」再生への動きがどのように生じたかを見た後、「市民社会」に関する日独比較の可能性を追究する。

目次

  • 第1部 市民社会とは何か(変容する市民と市民性;文化システムとしての市民性;シヴィルソサエティ・市民性・シヴィリティ—二十世紀ドイツ史の解釈概念をめぐる考察)
  • 第2部 市民社会の形態変容—通史的アプローチ(ドイツにおける市民社会と国民国家—十八世紀末から十九世紀前半;長い十九世紀におけるドイツ市民社会の歴史的展開—市民層・協会・地方自治;一九一三年ドイツにおける国籍法改正議論—「血統に基づく共同体」?;二つの市民社会から民族共同体へ—二十世紀前半における市民層、市民社会;第二次世界大戦後のドイツ)
  • 第3部 社会主義体制下の市民社会(東ヨーロッパの一九六八年—市民社会、メディア、文化移転;シヴィルソサエティの出立—一九八九年の平和革命を位置づけるために;東ドイツの一九八九年を再考する)
  • 第4部 市民社会の日独比較(市民社会の日独比較—市民社会のあるべき場所;市民自治モデルの日独比較—協調的民主主義は国家の失敗を救えるか?)

「BOOKデータベース」 より

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