海から読み解く日本古代史 : 太平洋の海上交通

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海から読み解く日本古代史 : 太平洋の海上交通

近江俊秀著

(朝日選書, 1000)

朝日新聞出版, 2020.10

タイトル読み

ウミ カラ ヨミトク ニホン コダイシ : タイヘイヨウ ノ カイジョウ コウツウ

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注記

主要参考文献: p217-221

内容説明・目次

内容説明

日本の太平洋沿岸には、海と共に暮らした海人の文化が根づいている。彼らの足取りを追うのは容易ではないが、断片的な文献史料や海・川沿いの遺跡・遺物の分布などを丁寧に見ていくと、時代ごとの海の道が現れる。縄文時代には貝の道が北上し、弥生時代には稲の道が南下し、古墳時代には寒流・暖流の交わる北上川河口部を結節点として、北と南の文化がつながっていた。太平洋、日本海を問わず、津々浦々に形成された天然の良港、ラグーンを介して海人たちは活発に往来し、やがて奈良時代には紀伊半島から陸奥国へ、また紀伊半島から瀬戸内海を通って九州へ、東南アジアへとつながっていく。海の道から各地の歴史を見つめ、古代史の新たな一面をよみがえらせる。

目次

  • 第1章 海辺の町で見つかった南北交流の痕跡—石巻の遺跡
  • 第2章 海の道を探る手がかり—文献史料からのアプローチ
  • 第3章 太平洋航路を復元する—寄港地はどこか
  • 第4章 蝦夷戦争と海上交通—軍事利用された海の道
  • 第5章 太平洋を行き交う人々—七世紀の太平洋航路と担い手たち
  • 終章 太平洋から見た日本古代史

「BOOKデータベース」 より

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