誰かの理想を生きられはしない : とり残された者のためのトランスジェンダー史
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誰かの理想を生きられはしない : とり残された者のためのトランスジェンダー史
青土社, 2020.10
- タイトル読み
-
ダレカ ノ リソウ オ イキラレワ シナイ : トリノコサレタ モノ ノ タメ ノ トランスジェンダーシ
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注記
参考文献: p205-209
内容説明・目次
内容説明
性同一性障害からトランスジェンダーへ、よく知られる呼び名が変わっても、この国は性同一性障害の基準でできている。語られなかった事実、報道されなかった出来事、そこにいたはずのたくさんの人々…。見えないようにされていたもの、見てこなかったものについて、真摯に、丁寧に、しぼりだすように紡ぎだされたトランスジェンダー史。今ある者たちへの「恩仇録」であり、そして、あとから生まれてくる者たちのための書である。
目次
- 第1章 「多様な身体」が性同一性障害特例法に投げかけるもの(日本のGIDをめぐる状況と特例法の課題;当事者の語りから見る「多様な身体」 ほか)
- 第2章 GID規範からの逃走線(「正規」か、「非正規」か;正規医療の現在 ほか)
- 第3章 当事者の「QOL」、医療側の「QOL」—「正規医療」経験者への聞き取りから(GIDをとりまく医療状況;正規医療が標榜する「QOL」 ほか)
- 第4章 砦を去ることなかれ—繰り返し、忘れえぬ爪痕に抗して(「GID医療」の始まりと、現在まで;執拗に指摘するということ ほか)
「BOOKデータベース」 より