龍神の子どもたち
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龍神の子どもたち
祥伝社, 2020.10
- タイトル読み
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リュウジン ノ コドモ タチ
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注記
月刊「小説NON」 (祥伝社発行)に2019年8月号-2020年3月号まで連載されたものに著者が加筆、訂正した作品。
内容説明・目次
内容説明
新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに分かれてしまったのだ。新興地の子は洋式便所を自慢し、地元の子は鍵っ子という存在を訝った。夏休みになると幸男ら両派の男女九人は林間学校に参加した。その晩、突然の土砂崩れが宿舎を飲み込み大人は全員死亡してしまう。集落には神の山と、天災が絶えない禁忌の山が並ぶのだが、開発派は戒めを無視してそこに建てた。呆然とする九人は必死に神の山を目指す。闇に怯え難所を越えるなか、お互いを理解し始め…。極限状態のなかで結んだ友情。そして学んだ“自分で考えて生きる”という力。次世代に語り継ぎたい、思いやりの物語。
「BOOKデータベース」 より