「戦時昭和」の作家たち : 芥川賞と十五年戦争

書誌事項

「戦時昭和」の作家たち : 芥川賞と十五年戦争

永吉雅夫著

青弓社, 2020.10

タイトル別名

戦時昭和の作家たち : 芥川賞と15年戦争

タイトル読み

センジ ショウワ ノ サッカ タチ : アクタガワショウ ト ジュウゴネン センソウ

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注記

関係年表: p482-498

内容説明・目次

内容説明

芥川賞受賞作を銃後/外地/皇民化の視点から読み解き、「戦時昭和」期の国内の作品や外地の文学がどう受け止められたのか、作家たちの人間模様も緻密に考察して、文学と社会の相互浸透を解明する。

目次

  • 序章 三つの死—芥川龍之介、小林多喜二、北一輝
  • 第1章 文芸懇話会と芥川賞の出発
  • 第2章 室生犀星の一九三〇年代後半(昭和十二年前後)—小説「大陸の琴」を中心に
  • 第3章 芥川賞と時代1:銃後の生活—銃制と総動員
  • 第4章 芥川賞と時代2:「外地」の日本人—経験としての植民地
  • 第5章 芥川賞と時代3:「皇民化」の諸相—帝国における「民族」
  • 第6章 佐藤春夫の奇妙な友情—『風雲』から「旧友に呼びかける」へ
  • 第7章 書くこと/読まれること—太宰治『惜別』の場合
  • 終章 「惨敗」日本と「惨勝」中国の戦後スタート—「リンゴの唄」と上海の堀田善衛

「BOOKデータベース」 より

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