三島由紀夫 : 悲劇への欲動
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書誌事項
三島由紀夫 : 悲劇への欲動
(岩波新書, 新赤版 1852)
岩波書店, 2020.10
- タイトル読み
-
ミシマ ユキオ : ヒゲキ エノ ヨクドウ
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注記
文献解題: p239-250
略年譜: p251-256
内容説明・目次
内容説明
「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰。それは三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であった。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆく。衝撃的な自決から半世紀。身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝。
目次
- 序章 前意味論的欲動
- 第1章 禁欲の楽園—幼少年期
- 第2章 乱世に貫く美意識—二十歳前後
- 第3章 死の領域に残す遺書—二十代、三十一歳まで
- 第4章 特殊性を超えて—三十代の活動
- 第5章 文武両道の切っ先—四十代の始末
- 終章 欲動の完結
「BOOKデータベース」 より