書誌事項

カズオ・イシグロと日本 : 幽霊から戦争責任まで

田尻芳樹, 秦邦生編 ; レベッカ・L・ウォルコウィッツ [ほか著]

(水声文庫)

水声社, 2020.10

タイトル別名

Kazuo Ishiguro and Japan

カズオイシグロと日本 : 幽霊から戦争責任まで

タイトル読み

カズオ・イシグロ ト ニホン : ユウレイ カラ センソウ セキニン マデ

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注記

その他の著者: 荘中孝之, 麻生えりか, 加藤めぐみ, 菅野素子, マイケル・サレイ, 三村尚央, レベッカ・スーター

「イシグロと日本」文献紹介 (三村尚央 [著]): p297-304

引用文献: 各論末

収録内容

  • イシグロの背信 = Ishiguro's treason / レベッカ・L・ウォルコウィッツ [著] ; 井上博之訳
  • 夕餉に響く山の音とキリストの声 / 荘中孝之 [著]
  • 未刊行の初期長編「長崎から逃れて」 : カズオ・イシグロの描く原爆 / 麻生えりか [著]
  • 幻のゴースト・プロジェクト : イシグロ、長崎、円山応挙 / 加藤めぐみ [著]
  • フィルムのない映画 : 吉田喜重による『女たちの遠い夏』 / 菅野素子 [著]
  • 『浮世の画家』を歴史とともに読む / 田尻芳樹 [著]
  • イシグロの名声 = Ishiguro's prestige / マイケル・サレイ [著] ; 奥畑豊訳
  • 自己欺瞞とその反復 : 黒澤明、プルースト、『浮世の画家』 / 秦邦生 [著]
  • 『わたしたちが孤児だったころ』における故郷 (ホーム) への違和感 (アンビバレンス) と失われた母語 / 三村尚央 [著]
  • 「蜘蛛であること」 : カズオ・イシグロの二世界文学 = "Being the spider" : Kazuo Ishiguro's two-world literature / レベッカ・スーター [著] ; 与良美紗子訳

内容説明・目次

内容説明

芸術、戦争、原爆、幽霊、故郷—日本を舞台にした『遠い山なみの光』『浮世の画家』など初期作品の読解はもちろん、未刊行の草稿ノート類の調査によって見出された、日本をめぐる幻の作品たちも大々的に紹介・考察。イシグロに潜在し、イシグロを包みこむ、近くて遠い“日本”のかたちを見晴るかす。

目次

  • イシグロの背信
  • 夕餉に響く山の音とキリストの声
  • 未刊行の初期長編「長崎から逃れて」—カズオ・イシグロの描く原爆
  • 幻のゴースト・プロジェクト—イシグロ、長崎、円山応挙
  • フィルムのない映画—吉田喜重による『女たちの遠い夏』
  • 『浮世の画家』を歴史とともに読む
  • イシグロの名声
  • 自己欺瞞とその反復—黒澤明、プルースト、『浮世の画家』
  • 『わたしたちが孤児だったころ』における故郷への違和感と失われた母語
  • 「蜘蛛であること」—カズオ・イシグロの二世界文学

「BOOKデータベース」 より

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