ローカルと世界を結ぶ
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書誌事項
ローカルと世界を結ぶ
(グローバル関係学, 7)
岩波書店, 2020.10
- タイトル読み
-
ローカル ト セカイ オ ムスブ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
地方共同体、島嶼地方や亡命者などの「よるべないローカル」はどのように自らをグローバルに繋いだのか。従来語られてきた、ローカル→国家→トランスナショナル、という連続的に展開されるネットワークのあり方ではなく、国家の枠組みを飛び越えて繋がっていく、国際NGOやグローバルな組織、広域の関係性や存在に着目する。
目次
- 絡み合うローカルとグローバル—国家を動かすのか、迂回するのか
- 1 国家を越える人と思想(亡命者が媒介する「他者のまなざし」—亡命イラク人と域内・国際政治の関係;グローバル化を強いられるイスラーム主義運動—ムスリム同胞団をめぐる関係性の変化と危機)
- 2 歴史のなかのトランスナショナル・ネットワーク(地中海におけるヨーロッパ内植民地—ドデカネス諸島をめぐる新たな帝国主義と抵抗運動のグローカル・ネットワーク;沖縄はどこからきて、どこへゆくのか—独立の回路を求めて;戦間期におけるアジア・太平洋広域ネットワークをめぐる官民の相互作用—「太平洋問題調査会」を事例として)
- 3 辺境からグローバルへ(トランスナショナルな運動の成功と国際的規範の揺らぎ—ラテンアメリカ先住民の事例;辺境からグローバルな権利運動へ—ボツワナと南アフリカにおけるサンの先住民運動;関係性の記憶とその投影—大規模開発に直面したエチオピア農牧民の生活選択)
- 4 人間と自然の間のネットワーク(ミャンマーの周縁の森から見た相互依存の連鎖;「イラク菌」と介入の病理—細菌という「記録」)
「BOOKデータベース」 より