和歌史 : なぜ千年を越えて続いたか
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書誌事項
和歌史 : なぜ千年を越えて続いたか
(角川選書, 641)
KADOKAWA, 2020.10
- タイトル別名
-
和歌史 : なぜ千年を越えて続いたか
- タイトル読み
-
ワカシ : ナゼ センネン オ コエテ ツズイタカ
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注記
千年を越える歴史をもつ和歌。なぜこれほど長く続いたのか? 額田王から香川景樹まで、連綿と続く「言葉の網」を通史的に読み解き、系譜化し、和歌史全体をとらえ直す。
参考文献: p317-329
内容説明・目次
内容説明
言葉には、意味を越えて心に届く力がある—七世紀前半には形態を整え、江戸時代まで続いた和歌。なぜ三十一文字の定型詩は千二百年以上も続いたのだろう?額田王から、紀貫之、紫式部、西行、藤原俊成・定家、細川幽斎、香川景樹まで。歌人たちが紡いできた言葉と言葉は、本歌取りや掛詞、縁語などを通して網の目にようにつながり広がっている。連綿と続く「言葉の網」を通史的に読み解き系譜化し、和歌史全体をとらえ直す!
目次
- 額田王—宮廷に演じる
- 柿本人麻呂—劇を歌う
- 山上憶良—到来するものへのまなざし
- 大伴家持—和歌史を始める
- 在原業平—生の境界で歌う
- 紀貫之—言葉の想像力を展開する
- 曾禰好忠—身の想像力を解放する
- 源氏物語の和歌—創作感覚を刺激する
- 和泉式部—生と死を越境する
- 源俊頼—連動する言葉と想像力
- 西行—変貌を演じる
- 藤原俊成・定家—「古典」をつくる
- 京極為兼と前期京極派—あわいにひそむ意志
- 頓阿—正統派和歌の普及者
- 正徹—想念と感覚にまぎれる
- 三条西実隆—「みやび」を守り立てた文化人
- 細川幽斎—戦国を生き抜く歌道
- 後水尾院—和歌の価値を高める
- 香川景樹—溶け込んでいく「しらべ」
「BOOKデータベース」 より