戦場の哲学 : 『存在と無』に見るサルトルのレジスタンス

書誌事項

戦場の哲学 : 『存在と無』に見るサルトルのレジスタンス

生方淳子著

法政大学出版局, 2020.10

タイトル別名

Philosophie sur les champs de bataille : la résistance sartrienne selon L'être et le néant

戦場の哲学 : 存在と無に見るサルトルのレジスタンス

タイトル読み

センジョウ ノ テツガク : 『ソンザイ ト ム』ニ ミル サルトル ノ レジスタンス

大学図書館所蔵 件 / 58

この図書・雑誌をさがす

注記

序: ミシェル・コンタ

文献目録: 巻末p16-48

内容説明・目次

内容説明

戦争を招いた“愚劣さ”への哲学によるレジスタンス。サルトルは“愚劣さ”への怒りに突き動かされていた。戦争に、自己欺瞞や無反省的な服従へと陥る人間のあり方に。本書はサルトル研究の第一人者ミシェル・コンタの未刊行講演「『存在と無』とレジスタンス」を受け、サルトルがカントとヘーゲルへの挑戦とフッサールとハイデガーの批判的継承をとおして新たな自由の哲学を打ち立てようとする思考回路を見出す。

目次

  • 第1部 ナチズムの闇の中で(『存在と無』とレジスタンス—ミシェル・コンタ講演解説;第二次世界大戦と『存在と無』の生成)
  • 第2部 ドイツ哲学の地平を見据えて(カント;ヘーゲル)
  • 第3部 新たな自由の地平を目指して(フッサールおよびハイデガーとの出会いの神話;フッサールとハイデガーの間で;課題とメッセージ)
  • 終章 戦争と存在論(二〇世紀の戦争とサルトル;二一世紀のレジスタンス)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ