スレブレニツァ・ジェノサイド : 25年目の教訓と課題

書誌事項

スレブレニツァ・ジェノサイド : 25年目の教訓と課題

長有紀枝編著

東信堂, 2020.10

タイトル別名

スレブレニツァジェノサイド : 25年目の教訓と課題

タイトル読み

スレブレニツァ ジェノサイド : 25ネンメ ノ キョウクン ト カダイ

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注記

1995年、ボスニア東部のスレブレニツァで起こったボシュニャク人の虐殺。地域研究・歴史学、国際法学、国際政治学の観点からスレブレニツァ・ジェノサイドを多角的・重層的に捉え直すことで、その実像を浮かび上がらせる。

文献あり

収録内容

  • スレブレニツァ事件を再構築する / 長有紀枝著
  • スレブレニツァの集合的記憶 / 藤原広人著
  • スレブレニツァ事件をどう伝えていくのか / 柴宜弘著
  • "共存"の政治風土は醸成され得るのか / 橋本敬市著
  • ICTYによる国際刑事捜査とスレブレニツァ / 藤原広人著
  • 国際刑事裁判におけるジェノサイド罪と迫害罪 / 尾崎久仁子著
  • スレブレニツァ事件に関わる国際刑事責任の基本原則 / 佐藤宏美著
  • スレブレニツァと国連PKO / 明石康著
  • 国連平和維持活動における行為の帰属 / 岡田陽平著
  • スレブレニツァと「文民保護」の現在 / 篠田英朗著

内容説明・目次

内容説明

凄惨なジェノサイド—その今日的意味とは何か?1995年、ボスニア東部のスレブレニツァで起こったボシュニャク(ムスリム)人の虐殺は「第二次世界大戦以来の欧州で最悪の虐殺」と称され、旧ユーゴスラヴィア国際刑事裁判所で唯一「ジェノサイド」と認定されている。事件から25年が経過した今日、改めてこうした歴史的事実を見つめ直し、現代を生きる我々に向けた教訓としなければならないだろう。本書は、地域研究・歴史学、国際法学、国際政治学それぞれの観点から、スレブレニツァ・ジェノサイドを多角的・重層的に捉え直すことで、その実像を浮かび上がらせる。第一線で活躍する研究者・実務家らによる渾身の労作!

目次

  • 第1部 地域研究・歴史学の視点から(スレブレニツァ事件を再構築する—認定事実としてのスレブレニツァ事件と再発予防の処方箋;スレブレニツァの集合的記憶;スレブレニツァ事件をどう伝えていくのか—バルカン諸国共通歴史教材を一例として;“共存”の政治風土は醸成され得るのか—投票行動にみるスレブレニツァの現在)
  • 第2部 国際刑事裁判と国際法学の視点から(ICTYによる国際刑事捜査とスレブレニツァ;国際刑事裁判におけるジェノサイド罪と迫害罪—スレブレニツァからイトゥリへ;“解説”スレブレニツァ事件に関わる国際刑事責任の基本原則)
  • 第3部 国連平和維持活動(PKO)と国際政治学・平和構築の視点から(“講演”スレブレニツァと国連PKO;国連平和維持活動における行為の帰属—スレブレニツァをめぐるオランダ国内裁判例の分析;スレブレニツァと「文民保護」の現在—憲章7章の柔軟運用と地域機構の役割)

「BOOKデータベース」 より

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