書誌事項

言霊と日本語

今野真二著

(ちくま新書, 1531)

筑摩書房, 2020.11

タイトル読み

コトダマ ト ニホンゴ

内容説明・目次

内容説明

コトダマは、呪術的な思考や国粋的な主張と結びつくと、言霊信仰や言霊思想などと呼ばれることもあって、非科学的な発想だとされがちである。しかし情報が少なかった江戸時代の国学者の研究・分析を読みなおすと、ことばに沈潜した博学たちだからこそ、たどり着けた鋭い言説が垣間見える。そこでは学問的な蓄積がはじまっており、現代の言語学に通底する発見もあった。ことばの渉猟者たちの足跡をたどり、ことばの深奥と、詩的言語としての日本語表現に迫る一冊。

目次

  • 第1章 『万葉集』の言霊(奈良時代には使われていた語;「言」と「事」 ほか)
  • 第2章 江戸時代の言霊(古文辞派の解釈方法;国学者の古文辞学 ほか)
  • 第3章 富士谷御杖の言霊倒語説(形而上学的な解釈学;ひとえ心とひたぶる心 ほか)
  • 第4章 和歌と言霊(詞の匂い・詞の裏;ことばの「我と彼」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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