近現代の皇室観と消費社会

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近現代の皇室観と消費社会

右田裕規著

吉川弘文館, 2020.11

タイトル読み

キンゲンダイ ノ コウシツカン ト ショウヒ シャカイ

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収録内容

  • 消費社会のなかの君主制
  • 二〇世紀初期の脱神聖視傾向
  • 二〇世紀初期の皇室観とメディア
  • 村の世界の皇室観
  • 天皇家の「脱政治化」過程
  • 帝都住人の祝祭体験
  • 君主のスペクタクルの知覚様式
  • 祝祭記念商品の都市購買者像
  • 戦時期の皇室報道と祝祭体験
  • 戦後の皇室報道・皇室観
  • 「御成婚」ブーム再考
  • 跋扈する〈消費者〉、消える〈国民〉

内容説明・目次

内容説明

戦前・戦後で大きな転換を伴う中、天皇制はいかに大衆の支持を維持してきたか。二〇世紀日本における皇室を商品としたメディア・祝祭記念品の需用のあり方を検討し、人びとの天皇家に対する認識を考察。天皇制支持構造の分析のみならず、その国民統合の象徴的作用が失効していく様相にも言及し、消費社会化が君主制国家にもたらした影響に迫る。

目次

  • 消費社会のなかの君主制
  • 1部 メディアの皇室表象(二〇世紀初期の脱神聖視傾向;二〇世紀初期の皇室観とメディア;村の世界の皇室観 ほか)
  • 2部 消費される祝祭行事(帝都住人の祝祭体験;君主のスペクタクルの知覚様式;祝祭記念商品の都市購買者像)
  • 3部 戦時・戦後の皇室観(戦時期の皇室報道と祝祭体験;戦後の皇室報道・皇室観;「御成婚」ブーム再考)
  • 跋扈する“消費者”、消える“国民”

「BOOKデータベース」 より

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