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われもまた天に

古井由吉著

新潮社, 2020.9

Title Transcription

ワレ モ マタ テン ニ

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Contents of Works

  • 雛の春
  • われもまた天に
  • 雨あがりの出立
  • 遺稿

Description and Table of Contents

Description

インフルエンザの流行下、幾度目かの入院。ホールの雛飾りに節句の頃におこった厄災の記憶が去来する(『雛の春』)。改元の初夏。悪天候と疫病にまつわる明の医学者の教え、若かりし日に山で危ない道を渡ったことが甦る(『われもまた天に』)。梅雨さなかに届いた次兄の訃報。自身もまた入院の身となり、幼い日の敗戦の記憶、亡き母と父が浮かぶ(『雨あがりの出立』)。台風の被害が伝えられるなか、術後の三十年前と同様に並木路をめぐった数日後、またも病院のベッドにいた(『遺稿』)。現代日本文学をはるかに照らす作家の最後の小説集。

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Details

  • NCID
    BC03913427
  • ISBN
    • 9784103192121
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    139p
  • Size
    20cm
  • Classification
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