福澤諭吉の思想的格闘 : 生と死を超えて
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書誌事項
福澤諭吉の思想的格闘 : 生と死を超えて
岩波書店, 2020.11
- タイトル読み
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フクザワ ユキチ ノ シソウテキ カクトウ : セイ ト シ オ コエテ
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注記
人名索引: 巻末p1-9
参考文献: 章末
収録内容
- 福澤諭吉とヴィクトリア中期Radicalism
- 福澤諭吉ロンドンで英国「社中」の「建言書」を読む
- 社会契約から文明史へ
- 公議輿論と討論のあいだ
- 『文明論之概略』成立事情
- 『民情一新』覚え書
- 天賦人権論争覚え書
- 『天賦人権論』の世界
- 自伝の「始造」
- 『福翁自伝』を読みなおす
- 『福翁自伝』校注をめぐって
- 福澤諭吉を生きる
- 福澤諭吉における方法の問題
- 丸山眞男における近・現代批判と伝統の問題
内容説明・目次
内容説明
近代日本の思想的礎を築いた福澤諭吉。西洋文明との接触、国民国家の構想、自由民権運動と天賦人権論争、そして「老余の半生」の終わりに刊行した渾身の自伝…。一身にして二生を経る激動の時代を生きた福澤は、生涯を通じて何を目指して闘ったのか。天国も死後の生も信じなかった福澤が後世に託したものは何か。福澤の思想的格闘を辿り、その意味を徹底的に追究した労作。
目次
- 第1部 福澤諭吉の西洋経験(福澤諭吉とヴィクトリア中期Radicalism—『福翁自伝』を手がかりに;福澤輸吉ロンドンで英国「社中」の「建言書」を読む—「福田作太郎筆記・欧羅巴行御用留」文書の校注と検討)
- 第2部 国民国家形成の構想(社会契約から文明史へ—福澤諭吉の初期国民国家形成構想・試論;公議輿論と討論のあいだ—福澤諭吉の初期議会政観;『文明論之概略』成立事情;『民情一新』覚え書—官民調和論との関係において)
- 第3部 天賦人権論と福澤諭吉(天賦人権論争覚え書;『天賦人権論』の世界)
- 第4部 『福翁自伝』を読む(自伝の「始造」—独立という物語;『福翁自伝』を読みなおす—私にとっての福澤諭吉;『福翁自伝』校注をめぐって)
- 第5部 福澤諭吉の読まれ方(福澤諭吉を生きる;福澤諭吉における方法の問題—『福沢諭吉の哲学 他六篇』解説;丸山眞男における近・現代批判と伝統の問題)
「BOOKデータベース」 より