オランダ社会への統合と「クルド人問題」 : クルド組織と第2世代の活動を中心に

書誌事項

オランダ社会への統合と「クルド人問題」 : クルド組織と第2世代の活動を中心に

寺本めぐ美著

有信堂高文社, 2020.11

タイトル別名

Integration into the Dutch society and the Kurdish question : an analysis of the activities of Kurdish organizations and second-generation Kurds

オランダ社会への統合とクルド人問題 : クルド組織と第2世代の活動を中心に

タイトル読み

オランダ シャカイ エノ トウゴウ ト クルドジン モンダイ : クルド ソシキ ト ダイ2 セダイ ノ カツドウ オ チュウシン ニ

大学図書館所蔵 件 / 64

この図書・雑誌をさがす

注記

移民・難民への支援を積極的に実施してきたオランダ社会に、在外クルド人の国境を越えた政治活動を位置づけ、「包摂と排除」という概念を越えた、移民・難民のより重層的な統合や、主体的な活動のあり方を探る。

博士論文「オランダのクルド系住民と『クルド人問題』 : クルド組織と第2世代の活動を中心に」(津田塾大学, 2017年提出) をもとにしたもの

資料ならびに参考文献: p227-236

内容説明・目次

内容説明

オランダに居住するクルド系住民の活動は、受け入れ国オランダにおける統合政策に積極的に対応しつつ、同時に、送り出し国トルコからの独立や連邦制を要求するクルドの政治運動と結びつくという両面性を持つ。移民・難民への支援を積極的に実施してきたオランダ社会に、在外クルド人の国境を越えた政治活動を位置づけ、「包摂と排除」という概念を越えた、移民・難民のより重層的な統合や、主体的な活動のあり方を探る。

目次

  • 序章 オランダ在住クルド系住民による国境を越えた政治活動
  • 第1章 「クルド人問題」の展開
  • 第2章 オランダにおける1980年代以降の移民政策の展開
  • 第3章 オランダ社会への統合をめぐって—クルド組織の活動
  • 第4章 統合と「クルド・ナショナリズム」への共感—クルド系住民第2世代の活動
  • 第5章 クルド政党から距離を置く組織・第2世代の活動
  • 終章 西ヨーロッパにおける「クルド人問題」の展開

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ