木簡学入門
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木簡学入門
(志学社選書, 002)
志学社, 2020.11
- タイトル読み
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モッカンガク ニュウモン
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注記
講談社学術文庫1984年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
地下から陸続と立ち現れる簡牘帛書等の出土文字史料は、いまや中国古代史を研究するうえで避けて通れないものとなった。まとまった簡牘の獲得は二〇世紀初頭に始まるが、その研究が本格的に開始され、「木簡学」が提唱されるのは一九七四年といささか遅れてのことであった。著者は日本における漢簡研究の揺籃時代より、二〇〇二年に急逝するまでの半世紀にわたり「木簡学」分野における国際的なトップランナーのひとりであった。その著者が初学者に向けて著した本書もまた、初刊より三五年を経てなお朽ちぬ魅力をたたえた、「木簡学」の基本書である。
目次
- 木簡学への誘ない
- 木簡とは何か—その形と名称
- フィールドの木簡と墓中の木簡
- 対匈奴防衛線の展開—シルク・ロードの探検と木簡
- カレンダー—月と日と時と
- 地方官吏の世界—文官と武官
- スクランブル—騎士と戍卒
- 前線での刃傷沙汰—さまざまな事件やトラブル
- 冥土へのパスポート
- 文書政治と帳簿の査察
- 木簡学の華—冊書の復原
- 書きつぶしと削り屑
「BOOKデータベース」 より