中世和歌論 : 歌学と表現と歌人

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中世和歌論 : 歌学と表現と歌人

中川博夫著

勉誠出版, 2020.11

タイトル読み

チュウセイ ワカロン : カガク ト ヒョウゲン ト カジン

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注記

索引: 巻末p1-51

収録内容

  • 中古「本歌取」言説史論
  • 本歌取説と実作の評価
  • 古注の言説と和歌の実作と現代の注釈と
  • 作意と解釈
  • 『新勅撰和歌集』序の理念
  • 『詠歌一体』論
  • 『遂加』の方法
  • 『越部禅尼消息』論
  • 中世和歌表現史論
  • 『土佐日記』の和歌の踪跡
  • 「空に知る」考
  • 「身を身」と「思ふ」考
  • 「けしき」の様相
  • 「三日月」をよむ
  • 〈軒〉をとおして
  • 〈間〉にうかがう
  • 西行の影響
  • 臨終の俊成
  • 妻の死・母の死
  • 治世の音・亡国の音

内容説明・目次

内容説明

和歌の史的蓄積を自らの歌学の中に位置づけ、後の和歌と勅撰集のあり方を方向づけた俊成や定家。彼らの和歌観を直接・間接に選択・継承し、それぞれの和歌のあり方を模索していった為家や京極派。王朝和歌から連なる中世和歌の史的変遷を丁寧に紐解き、個々の特質と連続性を多面的に明らかにする待望の一書。

目次

  • 序論(中古「本歌取」言説史論;本歌取説と実作の評価—定家の所説と秀歌撰歌をめぐって;古注の言説と和歌の実作と現代の注釈と—「括る」か「潜る」か;作意と解釈—『新古今集』の羈旅歌二首をめぐって)
  • 歌学論(『新勅撰和歌集』序の理念;『詠歌一体』論;『遂加』の方法;『越部禅尼消息』論)
  • 表現論(中世和歌表現史論;『土佐日記』の和歌の踪跡;「空に知る」考;「身を身」と「思ふ」考)
  • 京極派和歌各論(「けしき」の様相;「三日月」をよむ;“軒”をとおして;“間”にうかがう)
  • 歌人論(西行の影響—『十訓抄』と関東歌人に見る;臨終の俊成—「普賢品」を覚悟すること;妻の死・母の死—俊成・定家と『源氏物語』;治世の音・亡国の音—定家とその周辺)

「BOOKデータベース」 より

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