中近世移行期の文化と古活字版
著者
書誌事項
中近世移行期の文化と古活字版
勉誠出版, 2020.12
- タイトル別名
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中近世移行期の文化と古活字版
- タイトル読み
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チュウキンセイ イコウキ ノ ブンカ ト コカツジハン
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収録内容
- 下村本『平家物語』と製作環境をめぐって
- 下村本『平家物語』書誌解題稿
- 『平家物語』十行平仮名古活字本は下村本の底本たり得るか
- 下村本『平家物語』とその周辺
- 『平家物語』古活字覚一本についての覚書
- 古活字版『源平盛衰記』の諸版について
- 「嵯峨本」再見
- 嵯峨本『伊勢物語』書誌考証
- 古活字版『伊勢物語』書誌解題稿
- 嵯峨本『方丈記』書誌考証
- 嵯峨本『撰集抄』書誌考証
- 『百人一首抄』〈幽斎抄〉成立前後
- 『徒然草寿命院抄』成立前夜
- 古活字版『徒然草寿命院抄』書誌解題稿
- 角倉素庵と学問的環境
- 古活字版を必要とした人々
- 古活字版『大和物語』の刊行年時を考える
- 古活字版『後漢書』の刊行年時を考える
- 本文は刊行者によって作られる
- 要法寺という場について考える
- 二兵衛とその出版活動をめぐる覚書
内容説明・目次
内容説明
十六世紀末、従来出版活動を行っていた寺院はもとより、天皇や将軍そして新興の豪商などをも魅了した、日本書物史における新たなメディアが誕生した。—古活字版である。これらは、どのような環境において、いかなる人的ネットワークのもとで刊行され、どのように享受されたのか。古典の代表作として広く享受され、多数の現存伝本を持つ下村本『平家物語』、史上稀なる豪華活字版本として製作された「嵯峨本」、そして、古活字版製作をめぐる場と人びとに着目し、長年にわたる古活字版の悉皆調査を行ってきた知見をもとに日本出版史における古活字版の時代を炙り出す。嵯峨本諸本、『平家物語』下村本諸本の現存伝本目録を収載。図版点数約200点。
目次
- 第1部 下村本『平家物語』とその周辺(下村本『平家物語』と製作環境をめぐって;下村本『平家物語』書誌解題稿;『平家物語』十行平仮名古活字本は下村本の底本たり得るか;下村本『平家物語』とその周辺—國學院大學図書館蔵本から考えられること;『平家物語』古活字覚一本についての覚書;古活字版『源平盛衰記』の諸版について)
- 第2部 「嵯峨本」の世界(「嵯峨本」再見—現存伝本調査報告;嵯峨本『伊勢物語』書誌考証;古活字版『伊勢物語』書誌解題稿;嵯峨本『方丈記』書誌考証;嵯峨本『撰集抄』書誌考証)
- 第3部 古活字版をめぐる場と人々(『百人一首抄』(幽斎抄)成立前後—中院通勝の果たした役割;『徒然草寿命院抄』成立前夜—中院通勝真筆本『つれつれ私抄』の紹介を兼ねて;古活字版『徒然草寿命院抄』書誌解題稿;角倉素庵と学問的環境;古活字版を必要とした人々;古活字版『大和物語』の刊行年時を考える;古活字版『後漢書』の刊行年時を考える;本文は刊行者によって作られる—要法寺版『沙石集』を糸口にして;要法寺という場について考える;二兵衛とその出版活動をめぐる覚書)
「BOOKデータベース」 より