河田嗣郎の男女平等思想 : 近代日本の婦人問題論とジェンダー

書誌事項

河田嗣郎の男女平等思想 : 近代日本の婦人問題論とジェンダー

亀口まか著

白澤社 , 現代書館 (発売), 2020.11

タイトル別名

河田嗣郎の男女平等思想 : 近代日本の婦人問題論とジェンダー

タイトル読み

カワダ シロウ ノ ダンジョ ビョウドウ シソウ : キンダイ ニホン ノ フジン モンダイロン ト ジェンダー

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注記

「良妻賢母主義」の女子教育や「母性主義」を批判し、性別の社会的構築性に着目した議論を展開した河田嗣郎。彼の著書・論文・記事を精査し、その思想が現代のジェンダー論につながる先駆性を持っていたことを明らかにする。

博士論文 (お茶の水女子大学, 2014年) とその後発表した論文に大幅な加筆修正をしたもの

河田嗣郎の年譜: p220-223

河田嗣郎の著作目録: p224-249

引用・参考文献一覧: p251-257

収録内容

  • 序章
  • 河田嗣郎の生涯と研究活動
  • 家族制度論における女性解放の論点
  • 性別特性教育論の超克
  • 性別と社会構築性
  • 社会政策論における男女平等の論理
  • 河田嗣郎の男女平等思想の歴史的意義

内容説明・目次

内容説明

明治末から昭和戦前期に活躍した経済・社会政策学者で、大阪商科大学(現大阪市立大学)初代学長を務めた河田嗣郎は、男女同権の立場から、当時主流であった「良妻賢母主義」教育や平塚らいふうの主張する「母性主義」を批判し、女性の自立と母性の保護をともに論じていた。河田が残した膨大な著書・論文・記事を、精査。家族制度論・公民教育論・母性保護論・社会政策論をめぐる性別への視座に注目し、その思想が、現代のジェンダー論につながる先駆性を持っていたことを明らかにする。

目次

  • 序章
  • 第1章 河田嗣郎の生涯と研究活動
  • 第2章 家族制度論における女性解放の論点
  • 第3章 性別特性教育論の超克—「良妻賢母主義」批判と公民教育
  • 第4章 性別と社会構築性—「天然的な区別」と「社会的な区別」
  • 第5章 社会政策論における男女平等の論理
  • 終章 河田嗣郎の男女平等思想の歴史的意義
  • 付録

「BOOKデータベース」 より

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