暴力 : 手すりなき思考
著者
書誌事項
暴力 : 手すりなき思考
(叢書・ウニベルシタス, 1126)
法政大学出版局, 2020.12
- タイトル別名
-
暴力 : 手すりなき思考
Violence : thinking without banisters
- タイトル読み
-
ボウリョク : テスリ ナキ シコウ
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注記
原著(Polity Press, 2013)の翻訳
その他の訳者: 大久保歩, 大森一三, 川口茂雄, 渡辺和典
監訳者: 齋藤元紀
文献一覧: 巻末p1-6
人名索引: 巻末pi-iv
事項索引: 巻末pv-xv
私たちは「暴力」とどう向き合えばいいのか。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。
内容説明・目次
内容説明
正しい「暴力」はあるのか?戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」とどう向き合えばいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論の場を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。
目次
- 第1章 カール・シュミットのアポリア(カール・シュミットの曖昧な遺産;政治的なもの—友/敵の区別 ほか)
- 第2章 ヴァルター・ベンヤミン—神的暴力?(政治的文脈;法措定的暴力と法維持的暴力 ほか)
- 第3章 ハンナ・アーレント—権力と暴力(歴史的背景;権力と暴力の対立 ほか)
- 第4章 フランツ・ファノンの暴力批判(歴史的文脈;自然発生的暴力—その強さと弱さ ほか)
- 第5章 ヤン・アスマン—モーセ的区別と宗教的暴力(モーセ的区別;モーセ的区別の脱構築 ほか)
- 第6章 暴力と非暴力についての考察
「BOOKデータベース」 より