レヴィナスの企て : 『全体性と無限』と「人間」の多層性

書誌事項

レヴィナスの企て : 『全体性と無限』と「人間」の多層性

渡名喜庸哲著

勁草書房, 2021.1

タイトル別名

レヴィナスの企て : 全体性と無限と人間の多層性

タイトル読み

レヴィナス ノ クワダテ : 『ゼンタイセイ ト ムゲン』ト「ニンゲン」ノ タソウセイ

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注記

参考文献: 巻末pxi-xxviii

内容説明・目次

内容説明

『全体性と無限』で描かれているのは“他者の倫理”ではない?初期から中期までの著作の精読および新資料の分析の検討から、レヴィナス主著の新たな解釈を提示する。

目次

  • 第1部 具体的なものと決定的なもの—初期レヴィナスの野心と不安(フッサール現象学から「具体的なもの」—『直観の理論』;初期レヴィナスにおけるハイデガー存在論の受容;「決定的なもの」の重み)
  • 第2部 捕囚・エロス・ある(企てられた「体系」—「捕囚手帳」におけるレヴィナス思想の萌芽;文学とエロス—『著作集』第三巻の未刊小説;「世界の終わり」とその後—『実存から実存者へ』;「ユダヤ的存在」をめぐって)
  • 第3部 レヴィナスの「転回」—「哲学コレージュ」の周辺で(マニフェストとしての『時間と他なるもの』;「顔」の倫理の誕生—「語句の超越」と「発話と沈黙」;ハイデガーの「権能」批判と「創造」の哲学—『実存の発見』と「権能と起源」)
  • 第4部 身体・意味・時間—『全体性と無限』と人間の多層性(「存在論」批判と「倫理」の「優位」;「動物以上、人間未満」—「エトロジー」としての「享受」論;超越論的意味論としての「責任」論;時間性の問いとしてのエロス論;「人間」の多層性)

「BOOKデータベース」 より

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