年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか : 1980〜2016年改革のプロセス分析
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書誌事項
年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか : 1980〜2016年改革のプロセス分析
(Minerva人文・社会科学叢書, 245)
ミネルヴァ書房, 2021.1
- タイトル別名
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年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか : 19802016年改革のプロセス分析
- タイトル読み
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ネンキン セイド ノ フニンキ カイカク ワ ナゼ ジツゲン シタノカ : 1980〜2016ネン カイカク ノ プロセス ブンセキ
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注記
参考文献: p261-298
収録内容
- 不人気改革はなぜ実現したのか
- 不人気改革の分析枠組み
- 厚生年金・共済年金の支給開始年齢の引き上げ
- 基礎年金導入による「一元化」と給付の削減
- 報酬比例年金の支給開始年齢引き上げの再挑戦
- 「部分就労・部分年金」による支給開始年齢引き上げ
- 「5つの選択肢」と基礎年金国庫負担
- 保険料固定方式という新しい政策手段
- 課題の克服と民主党による新年金構想の挫折
- 「将来の年金水準確保」に向けた年金給付削減
- 不人気改革はどのように行われたのか
内容説明・目次
内容説明
不人気改革とは、給付削減・負担増などの損失を国民に強いる改革の事である。本書は、1980〜2016年に行われた日本の年金制度改革を、プロスペクト理論・言説的制度論・歴史的制度論に基づき考察したものである。不人気改革に関する言説の内容と言説が繰り出されたタイミング、言説が諸アクターに及ぼした影響、様々な改革の成功(または失敗)要因などを軸として時系列に分析。不人気改革のメカニズムを理論的に解き明かした一冊。
目次
- 序章 不人気改革はなぜ実現したのか—本書の問い
- 第1章 不人気改革の分析枠組み—ワーストケースシナリオと政策上の言説・政策アイディア
- 第2章 厚生年金・共済年金の支給開始年齢の引き上げ—1980年改革で生じた明暗
- 第3章 基礎年金導入による「一元化」と給付の削減—1985年改革と「官民格差」
- 第4章 報酬比例年金の支給開始年齢引き上げの再挑戦—1989年改革の失敗
- 第5章 「部分就労・部分年金」による支給開始年齢引き上げ—1994年改革がもたらした「3度目の正直」
- 第6章 「5つの選択肢」と基礎年金国庫負担—2000年改革で生じた手柄争い
- 第7章 保険料固定方式という新しい政策手段—2004年改革で実現した給付抑制
- 第8章 課題の克服と民主党による新年金構想の挫折—2009・2012年改革で実現した補償政策
- 第9章 「将来の年金水準確保」に向けた年金給付削減—2016年改革での補償政策のさらなる提示
- 終章 不人気改革はどのように行われたのか—制度維持・再調整と制度の範囲・対象の拡大
「BOOKデータベース」 より