王朝物語の表現機構 : 解釈の自動化への抵抗

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王朝物語の表現機構 : 解釈の自動化への抵抗

星山健著

(関西学院大学研究叢書, 第230編)

文学通信, 2021.1

タイトル読み

オウチョウ モノガタリ ノ ヒョウゲン キコウ : カイシャク ノ ジドウカ エノ テイコウ

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注記

初出一覧: p231-232

内容説明・目次

内容説明

先人の業績に寄りかかり、無批判に継承することで作品解釈が自動化することがなかったか。再検証を試みる。

目次

  • 第1部 『落窪物語』論—男君を中心に継子物語を読む(男君が継子を幸福にする物語;脇役達の登場意義と役割;重んじられる「心」)
  • 第2部 『源氏物語』論—不評巻の再評価と物語の行方(「朝顔」巻論—女三宮物語の伏線として;「蜻蛉」巻後半の薫像—肥大化する対匂宮意識;「蜻蛉」巻、明石中宮への侍従出仕の意義—「夢浮橋」巻の先に見える救いなき世界)
  • 第3部 後期物語論—“引用”という視点からの再考察(『浜松中納言物語』、唐后転生を待つもの;まことの契り・まことならぬ契り—『今とりかへばや』における『浜松中納言物語』引用)
  • 第4部 『栄花物語』論—“資料参照読み”から離れて(『栄花物語』正編研究序説—想定読者という視座;「さまざまのよろこび」巻論—帝後宮の物語から兼家一家の物語へ;「みはてぬゆめ」巻の構造—不敬事件へと収斂する物語;後宮運営に関わる者の系譜上における道長)附 莵原処女伝説の諸相—“影響関係”という呪縛からの解放

「BOOKデータベース」 より

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