〈イスラーム世界〉とは何か : 「新しい世界史」を描く
著者
書誌事項
〈イスラーム世界〉とは何か : 「新しい世界史」を描く
(講談社学術文庫, [2647])
講談社, 2021.2
- タイトル別名
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イスラーム世界の創造
イスラーム世界とは何か : 新しい世界史を描く
- タイトル読み
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〈イスラーム セカイ〉トワ ナニカ :「アタラシイ セカイシ」オ エガク
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注記
『イスラーム世界の創造』 (東京大学出版会, 2005年刊) を改題, 補章を追加し文庫化
<イスラーム世界>とはムスリムが多い地域のことか、それともイスラーム法で統治される国のことか。この曖昧な用語が近代ヨーロッパで生まれたイデオロギーであることを明らかにし、これからの世界史認識と叙述の方法を探る。
文献一覧: p364-375
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
“イスラーム世界”とは、ムスリムが多い地域のことだろうか。それとも、ムスリムである支配者に、イスラーム法で統治される国のことだろうか。あるいは単に中東地域を漠然と指すのだろうか。この曖昧な用語が近代ヨーロッパで生まれたイデオロギーであることを明らかにし、これからの世界史認識と叙述の方法を探る、アジア・太平洋賞特別賞受賞作。
目次
- 序論 「イスラーム世界」という語のあいまいさ
- 第1部 前近代ムスリムの世界像と世界史認識(前近代ムスリムの地理的知見と世界像;前近代ムスリムによる世界史叙述)
- 第2部 近代ヨーロッパと「イスラーム世界」(マホメット教とサラセン人(一八世紀以前);「イスラーム世界」の創造;東洋学と「イスラーム世界」史研究)
- 第3部 日本における「イスラーム世界」概念の受容と展開(「イスラーム世界」概念の成立以前;日本における「イスラーム世界」の発見;戦後の「イスラーム世界」認識)
- 終論 「イスラーム世界」史との訣別
- 補章 「イスラーム世界」とグローバルヒストリー—十五年後の世界で
「BOOKデータベース」 より